皆様こんにちわ(^^)/
毎日毎日雨降りで石屋にとっては今年の梅雨は少し厳しいものがあります。
ですが、雨の止み間を狙って少しずつではありますが、お盆までに建立のご依頼をいただきましたお墓が完成してきております。
本日はその中の一つを紹介させていただきます。
↓滋賀県東近江市にてこちらのお墓の建て替え工事をご依頼いただきました。
先祖代々の墓はあるのですが、かなり古くなっており、納骨も出来ない状態でした。
まずは既存の石碑、墓標と解体、撤去させていただき、地盤作りに入ります。
コンクリートを打設するところを掘り、栗石を叩き込み地盤を強化します。
完成後には見えない場所ではありますが、長年経った後に効果を発揮してきます。
そして、まずは地盤の基礎コンクリートを打設します。↓
真ん中のお墓が建つ場所(納骨場所)にはコンクリートは使わず、大地と直結するようにしておきます。
基礎のコンクリートは10センチ以上の厚みをもたし、中に鉄筋を入れ強度を出します。
そしてこのコンクリートが乾くと巻石(境界の石)を据付けていきます。
周囲のお墓や、通路との兼ね合いをしっかり見定めながら正確に据付けしていきます。
巻石を据付けた後は、お墓本体用の基礎工事をします。
また、卷石内には除草用コンクリートを打設し、今後の管理の不安を軽減させました。
数か所息抜きとしてコンクリートを打たない穴を設けます。
ここまできたらいよいよお墓本体を建てる工事です。
こちらが完成写真でございます。
・10寸角上下蓮華付4重台石塔
・霊標(墓誌)
・塔婆立て
上記には佐賀県産の七山御影石を使用させていただきました。
佐賀県唐津市より産出される七山御影石の特徴は、
見た目は透明度が高く、青い石目を持っており、硬さ、吸水率の低さともに国内最高クラスを誇る墓石材として優れた性質を全て兼ね備えている石材です。
同じ佐賀県産の天山石と見た目も性質も類似していますが、価格的には天山石よりもお手軽な石材ですので、
大変選ばれやすい石種です。
弊社にご依頼頂きましたお墓の工事のほとんどはこういった形で完成に向けて進められます。
お墓の工事にずっと付きっ切りでお施主様がおられることはほとんどないと思いますので、
ぜひ参考にしていただければと思います(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございました!!